こんにちは!家族の転勤に伴ってハンガリーの首都・ブダペストに住んでいる主婦です。サイトをご覧くださり、ありがとうございます。
これまでハンガリーの陶器ブランド「ヘレンド」について、いくつかご紹介する記事を書いてきました。
日本に住んでいるときには知らなかったブランド「ヘレンド」ですが、実際にひとつ手にとって買ってみると、その美しさや重厚感にうっとり。
私にとってはお値段が高いため、たくさん買うことはできませんが、ヘレンドってとても魅力的だなあと思うようになりました。
そこで先日、せっかくハンガリーに住んでいるのだからと、ヘレンドが生まれた街「ヘレンド村」まで行ってみました!
今回の記事ではヘレンド村の様子をご紹介します。
ブダペストからヘレンド村までのアクセス
まずはハンガリーの首都・ブダペストからヘレンド村までのアクセスについて。
ヘレンド村は、ブダペストから南西に約130kmのところにあります。
ハンガリーの観光地として有名な大きな湖・バラトン湖に比較的近いので、夏休みをバラトン湖で満喫してから、帰りがけに寄ってもいいですねっ。
電車やバスを乗り継いでヘレンド村へアクセスすることもできるようですが、私たちは車で行ってきました。
高速道路のM7とルート8をひたすら走っていくルートです。
このルートの場合、ほとんど街中を通らずにヘレンド村までアクセスできるので、比較的運転しやすいかもしれません。
ちなみに車がない状態でハンガリーに旅行に来ていたら、バスツアーでヘレンドまで行くのがいいかなあと思います。
少し調べたところ、トリップアドバイザーなどのサイトにも、ブダペスト発でヘレンド村とバラトン湖をめぐるバスツアーがいくつか掲載されていました
良かったら下記サイトをチェックしてみてください。
https://www.tripadvisor.com/Attractions-g274887-Activities-c63-zfq277796-Budapest_Central_Hungary.html
電車などを駆使して自力で行くのも楽しいかもしれませんが、ヘレンド村にはヘレンド関係の観光地しかないですし、公共交通機関の本数も非常に限られているようなので、綿密な事前計画が必要そうです…!
ヘレンドを堪能して来ました
ヘレンド村には、ヘレンドの大きな工場があり、実際に世界中で販売されている食器や人形類がこの街で作られています。
その中で私たちが、観光地として訪れられるのは、
です。
すべて1箇所に集まっているので、とても回りやすいと思います。
開館日や臨時休業などの予定は、下記公式HPに載っています!
基本的に月曜日は休館日なので注意です。
公式HP:https://herend.com/visit-herend/information
まず到着後、ミニ工房のチケット販売所へ。
ここで、英語のミニ工房ツアーガイド・ミュージアム・カフェのコーヒーが入ったチケットを購入しました。大人2人で7000Ftくらい。
ツアーだけは時間が指定されているので、それまでにミュージアムとショップ、カフェを回ります。
ミュージアムは、ミニ工房の道路を挟んだ向かいにあります。
実際の食器をみながら、ヘレンドの歴史や人気シリーズが作られた背景などについて学ぶことができます。
廊下に並べられたデザート皿のコレクションはとても美しかったです。
この壁の前で、みなさん記念撮影をしてしまいました。
また私が行ったときは、昆虫の企画展が開催されていて、世界中の美しい蝶や昆虫たちの標本をみることもできました。
ヘレンドってお花モチーフのかわいらしいものから、植物画のようなタッチで描かれたきのこ・図鑑のような昆虫モチーフのデザインなども結構あるんですよね。
ペインターの方たちは、きっと本物の昆虫をじっくりと観察して、そのリアルさと美しさのバランスを取りながらデザインに落とし込んでいるんだろうなあと思うと、なかなか感慨深いです。
(ちなみに蝶だけではなく、バッタや蜘蛛などの標本もありましたので、苦手な方はご注意を!)
その後は、併設されたショップへ。
ブダペスト市内にもいくつか直営店がありますが、せっかくヘレンドを買うならこちらで買うのも良いですね。
私が見た限り、工場の近くだからといってヘレンドのアウトレット商品が販売されているわけではないのですが、日本で購入するよりはハンガリーで買った方が断然お買い得です!
その後は同じ敷地内のカフェへ。
すべてヘレンドの食器でサーブしてくれ、なんだか優雅な気持ち。
最後にミニ工房をまわる英語ツアーに参加しました。
ヘレンドの食器を作る工程は「成形・造形・ペイント」の3つ。この工程について、実際に職人さんたちの実演をみながら学んでいきます。
目の前で美しい陶器が作られて行く様子に、釘付け。
とくに、細く伸ばした粘土でバスケットを作っていく工程や手びねりでバラの花がどんどんできていく様子、手書きで食器が少しずつ彩られていく過程には、とてもワクワクしました。
限られた人数のツアーなので、職人さんたちの繊細な技術も見やすく、とても楽しかったです。
そこまでヘレンドに興味がない夫も、とてもおもしろいと言っていました。
ちなみにヘレンド・ジャパンの公式サイトにも、陶器を作る工程が細かく紹介されています!この動画も素敵だ。
https://herend.jp/hpgen/HPB/entries/10.html
ひとつひとつの食器が出来上がるまでに、これほどの細かな職人ワザが使われていると思うと、持っているヘレンドの食器ひとつひとつに本当に愛着が湧きます。
日本に持って帰るまでに、どうか割れませんように…!
そして私の毎日のおやつタイムをずーっと彩ってくれますように!
ヘレンド村は少しブダペストからは距離がありますが、食器好きな方にはおすすめの観光地です。
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