結婚してすでに4年目に入っていますが、10月中旬のある日に娘と一緒に軽井沢高原教会(ホテルブレストンコート)で結婚式を挙げてきました。
披露宴会場は、同じくブレストンコートの湯川ガーデンテラスです。
結婚してからコロナウィルスの流行やハンガリーへの赴任があり、娘の誕生がありと盛り沢山な3年間でしたが、結婚式をすることでこれから夫と娘と3人で穏やかな家庭を作っていくぞ!と気持ちも新たになりとても良かったです。
子育てしながらの結婚式準備で至らないところも多かったですが、せっかくの人生での大きなイベントだったため、少しブログにも記録していきたいと思います。
これから結婚式を挙げられる方、
軽井沢高原教会や湯川ガーデンテラスで挙式や披露宴を予定されている方、
軽井沢高原教会のキャンドル式ってどんな感じか気になっている方、
軽井沢での結婚式を考えていらっしゃる方
にとって、少しでも参考になったら嬉しいです。
以下の3つにわけて、記録していく予定です。
【結婚式レポート前編】挙式に向けた事前準備
【結婚式レポート後編】挙式当日の様子と小話など
【結婚式の話し番外編】ナチュラルキッチンのかごで簡単リングピロー作り
今回のお話は「【結婚式レポート前編】挙式に向けた事前準備」。
結婚式に向けた事前の準備のことや、どのプランを選んだか?などについて書いていきます。(すごく長文になってしまいました…。気になる箇所には、目次からとべます!)
ホテルブレストンコートで結婚式を挙げる全体像がわかるように書いたつもりですが、わかりにくいところや詳しく書いて欲しい部分がありましたら、お気軽にコメントや問い合わせしてくださいね。
ホテルブレストンコートでの挙式を決めた理由
ブレストンコートで挙式することを決めたのは、結婚した2019年の夏頃でした。
当初は、2020年秋(11月上旬)の土曜日・午後に結婚式を挙げる予定でしたが、コロナウィルスの流行があったり、夫の海外赴任があったりで、2度延期をしています。
もともと軽井沢で結婚式を挙げたいという気持ちがあったわけではなく、リゾートウェディングに憧れもなく、現在住んでいる東京か夫の出身地である関西のホテルか結婚式場で挙げられたらなあと漠然と考えていました。
そんなとき、無料で軽井沢まで見学に行って、おいしい結婚式料理が食べられる見学ツアーをブレストンコートが実施していることを知り、お出かけがてら行ってみようと参加したのです。
おいしいものが食べられるだけで良いな〜と下心で参加したツアーでしたが、高原教会の温かさや軽井沢の美しさに感動し、披露宴会場のセンスが良い雰囲気やスタッフの方々の優しい配慮にとても惹かれ、ブレストンコートで結婚式を挙げることに決めました。
石の教会か高原教会か?披露宴会場はどこにするか?
ブレストンコートの挙式会場は、石の教会か高原教会。
どちらも観光スポットになるほど有名な教会で、ホテルウェディングではあまり体験できない独特の雰囲気の良さがあります。見学ツアーでは、どちらの教会も見せていただけました。
石の教会は、その名前通り石で作られた教会。
建物内に植物が植えられていたり、天井のガラス部分から空が見えたりと、建物自体が自然と一体になっており、足を踏み入れたらとても神秘的な空間で素敵でした。スタイリッシュ。
水が流れている?のか、せせらぎの音も聞こえ、教会の中にいながら森の中にいるような本当に不思議な空間。
この見学ツアーに参加する前までは、もしブレストンコートで挙式をするなら石の教会がいいなと考えていました(たぶん夫も)。
ただひとつ私的デメリットが…。
それは、祭壇のところに英語の文章が書かれていること。
聖句なのでしょうか。教会にとって重要なメッセージだと思うのですが、この文章が結構目立つ印象を受け、見学したときにとても気になってしまいました。後から聞くと夫もここだけが気になったとのこと。
一方軽井沢高原教会は、とってもシンプルな木造の教会ながら、時代を感じられる重厚感や温かみがあって、ひと目で気に入りました。
披露宴会場は、いくつか見学したなかでアットホームな雰囲気があり、軽井沢の別荘らしい湯川ガーデンテラスを選びました。
こちらの会場は実際に別荘として使われていた建物を、ブレストンコートが買い取ったんだそうです。
ブレストンコートには、ほかにも披露宴会場と宿泊が一体になった会場(オーベルジュ風でしたっけ?)や、予約がなかなかとれない高級レストラン「ユカワタン」、「星のや」での和の披露宴、軽井沢らしいガーデンウェディングができる会場など、特色ある披露宴会場が14もあります(私調べ)。
披露宴会場はどれもすごく素敵でした!会場のインテリアやテーブルコーディネート・装花がすごくおしゃれで、あんまり引っかかるところがなかったんですよね。
なかなか決められないかもしれませんが、招待するゲストの人数や各会場での制約などをよく確認してから予約すると良いと思います。
あと料理の試食もとってもおいしかったし、ちょうど見学ツアーに参加した日が私の誕生日が近かったのですが、それを知ったスタッフの方がお花をサプライズで用意してくださったりして、スタッフの方々の対応がとても行き届いていたのもブレストンコートに決めた理由です。
結婚式概要
具体的な結婚式準備について記録する前に、簡単に結婚式の概要を。
規模感:親族のみ総勢30名程度。(自分の娘や甥っ子姪っ子など、子どもがたくさん)
日時:2022年10月の中旬 土曜日の夕方
挙式場所:軽井沢高原教会 キャンドル式
披露宴会場:湯川ガーデンテラス
結婚式を2度延期したことで時期が少し早まってしまい、紅葉がピークではない時期になってしまいました。また土曜日の昼間の時間帯はすごく人気で予約が埋まっており、夕方の挙式に。
すでに陽が落ちてる時間帯だったので、キャンドル式というキャンドルが灯った教会での挙式になりました。
軽井沢で結婚式を挙げるなら木漏れ日の結婚式…!と思っていたので少し残念に思いましたが、キャンドル式は想像以上に素敵でした!
当日の教会内はこんな感じの柔らかい雰囲気。
日程の延期は一回22000円で行うことができます。
お金もかかってしまいますし、人気の式場で一年後の日程の予約も埋まってしまっていることも多く、やはり延期せずにできるに越したことはないですね。
結婚式の事前準備
ようやく本題の結婚式の事前準備について。
プランナーさんとの打ち合わせ
娘と一緒の結婚式だったのでゆっくりと準備を進めたく、5月初旬にはプランナーさんとの打ち合わせを開始しました。
東京では銀座のサロンで打ち合わせをすることもできるのですが、娘を連れて銀座に行くのは大変なので、打ち合わせ(4回)はすべてオンラインでしました。
オンラインでの打ち合わせやメールのやりとりだけで、不都合なところや不安はありませんでした!実際の挙式は軽井沢だしね。
ただサロンに行くとペーパーアイテムなどを直接見られるので、何度かある打ち合わせのうち一回はサロンに行っても良いかもしれません。
あとは、ブレストンコートオリジナルのウェディングサポートサイトがあり、マイページにログインすれば、挙式の流れや結婚式までに準備すること、ホテル側が用意しているテーブル装花や料理プランなどをすべて見ることができました。
チェックリストもあり、今やらなきゃいけないことや今後すべきことが一覧になっていて、わかりやすかったです。
ただ肝心の見積もりや現状お願いしているプランの一覧表などは表示されず、メール添付のPDFでやりとりするしかなかったのは少し残念でした。
あとは事前準備で大事だなあと思ったのは、SNSを使って情報を集めること。
たとえばテーブルコーディネートについて。
いつくかプランがあり、その中から一つを選んだら細かなカスタマイズは出来ないものと思い込んでいましたが、同じく湯川ガーデンテラスで披露宴を行った方のSNSを見て、ナプキンの色や折りたたみ方などを変えられることを知りました。
カスタマイズすると料金がかかることもありますが、意外にプランのお値段そのままで変更できることもあるので事前にSNSで調べてからプランナーさんに相談してみると、より理想の結婚式ができると思います!
あと、プランナーさんはとっっっても良い方でした…!
ウェディングドレス・小物・ブーケ
ウェディングドレスは、ブレストンコートの提携ドレスショップ「BRIDARIUM MUE(ブライダリウムミュー)リゾートコレクション」で選びました。
ブレストンコートのオフィシャルドレスショップは軽井沢にありますが、全国に提携のドレスショップがあるので軽井沢に行かなくてもドレスを決めることができます。
ここで少し後悔ポイントが。
後から知ったのですが、結構皆さんいろいろなドレスショップに行って試着されているご様子…。私は2019年に初めて行ったドレスショップで、すぐにドレスを決めてしまいました。
同一ドレスショップ内だったら何度でもドレスを変更できると聞いていたので、一旦このドレスで良いかと軽い気持ちで決めてしまいましたが、そんなに焦ることもないのだからいろいろなドレスショップに行ってみたら良かったなあとちょっと後悔しています。
ドレスを着る機会なんてそうそうありませんのでじっくり選びたいですよね。
ただブライダリウムミューさんには何度も試着に付き合っていただき、納得できるドレスを担当の方と一緒に見つけることができたのでとても満足しています。
子どもの出産があって胸が張っていたり、産後ダイエットをして式直前まで体型がコロコロ変わったのですが、体にフィットするドレスを選べて本当に良かったと思っています。
ドレスに合わせる小物(ブライダルインナー、ベール、アクセサリー等)は、ドレスショップで買ったりレンタルするとお高いので気に入って式後も使えそうなものを持ち込みました。
ドレスを作ったり提携ショップ以外のところでレンタルした場合には持ち込み料がかかりますが、小物の場合は持ち込み料がかからないので、費用を抑えられます。
夫はシンプルな黒のタキシードをオーダーで作って持ち込みました。タキシードはフォーマルな場面で今後使えるかもしれないので。
あと、ブーケとブートニアも持ち込みにしました!持ち込み料はかかりません。
搬送が楽なように全部ドライフラワーのブーケにして、近所の好きなお花屋さんでオーダーし、挙式会場まで事前に郵送。
ドライフラワーだと式後も家の中で楽しめるというメリットもありますし、持ち込みにすることで費用も節約できます。
披露宴のお料理・ウェディングケーキ・
お料理のコースは4つあり、私たちは、Faveur(ファヴール)というコースを選びました。
せっかく遠方からゲストの方に軽井沢まできてもらうので、なるべくおいしい料理でおもてなししたく、少し良いお値段のコースにしています。
親族だけの挙式・パーティーということもあり、ほとんど余興を用意していなかったのですが、このコースだとメイン料理の「牛肉の岩塩包み焼き」のときに岩塩を割る岩塩オープンという演出があったり、ビュッフェ形式のスイーツマルシェを選ぶこともできるため、披露宴の演出が増えるのも良いところでした。
ケーキは、「スタンダードケーキ」を選択。
シンプルな円形の2段ケーキで、イチゴと赤すぐり・ローズマリーでデコレーションされたものです。
スタンダードケーキでは、段数や飾り、クリームの塗り方などを選択することができます。
そのほか追加料金もかかりますが、好みのフルーツに変えたり、ケーキトッパーを載せることもできるようですね。
最初は長方形のすごくシンプルなプレーンケーキにしようと思っていたのですが、高さが欲しくてスタンダードケーキに変更しました。
プレーンケーキもナチュラルでかわいい。
あと甥っ子・姪っ子には、お子さまランチを用意してもらえました。市販のものですが、離乳食も頼むことができます。
披露宴のテーブルコーディネートとペーパーアイテム
披露宴会場のテーブルコーディネートはすべてカスタマイズすることもできますし、用意されている3つのプランから選択して気になる部分を変更することも可能です。
私たちは、エバーグリーンというナチュラルなテーブルコーディネートを選び、ナプキンだけ白から緑色(アイビーグリーン)に変更してもらいました。
またナプキンの折り方もシェルロールというリボン付きのものに変更。
当日のテーブルはこんな感じ!すごく素敵でした。
このナプキンの変更には、特に追加の料金はかかりませんでした。ナプキンの色や折り方を変えるだけでもテーブルの雰囲気が変わるので、いろいろ検討してみることをおすすめします。
ペーパーアイテムは、「Cotton“コットン”」というシリーズのゲスト名とメニューが一体型になった席札をお願いしました。
正方形のシンプルな形に長いリボンがついているおしゃれな席札です。
リボンの色も選べてすごく可愛かった…!
プランナーさんにおすすめされてこちらにしたのですが、本当に可愛くてコットンにして良かったです。
招待状は、ブレストンコートオリジナルのペーパーアイテムから選ぶと、14セット以下だと割高になることがわかったので、ピアリー(PIARY)という結婚式関連のペーパーアイテムやギフトを販売しているお店を利用して作成しました。
外部のサービスを利用した場合でも、招待状の文面をプランナーさんがチェックしてくださったので、安心して招待状を送れました。
披露宴のテーブル装花
テーブル装花は結構迷いました…。
こちらもテーブルコーディネートと同様に一からカスタマイズして作り上げることもできますし、用意されているプランから選んだり、プランを選んだ上で変更や追加をお願いすることも可能。
私たちは、自分たちが座るメインテーブル・ゲストテーブルともにエバーグリーンのプレーンという一番シンプルなグリーンメインの装花をお願いしました。
ただこのプランに含まれていたテラリウムに入っている多肉植物が気になったので、取り除いてもらい、その代わりにキャンドルを入れました。
メインテーブルには2種類のキャンドルを5つ、ゲストテーブルには2種類のキャンドルを3つ入れていただけました。
夜の式だったので、この変更は良かったです。
そのほか使用する花材をブーケの花材に合わせたかったので、オーダー予定のブーケ写真を装花担当の方に送り、その写真をもとに花材をアレンジしていただきました。
具体的にはユーカリなどの緑をベースに青い小花(デルフィニューム)と黄色い花(クラスペディア)を加えています。
どちらもブーケに入っているお花です。
装花担当の方とのやりとりは、メールで数回程度で完了。
結婚式場によっては、装花のリハーサルをしてくれて実物を見せてくれるところもあるようですが、ブレストンコートでは当日、自分たちが披露宴会場に入るまでテーブル装花の感じは不明…。
一番シンプルなプランにしたので、寂しい印象になってしまわないかという点が心配でしたが、とっても素敵にアレンジしていただいて、ブレストンコートにお任せして良かった!と安心しました。
↓こちらが当日のメインテーブルです!
披露宴の進行・音楽や余興について
披露宴の進行は、特にお願いしませんでした。湯川ガーデンテラスでは、支配人と呼ばれるホテルのスタッフの方がいらっしゃり、要所で会を進めてくれるので、司会の方をお願いしなくても全然問題なかったです!
あと音楽も、この曲をかけたい!という強い思いがなかったので、全部お任せしました。
当日はレストランで流れるようなピアノジャズが控えめなボリュームで流れている感じで、良い雰囲気。
ビデオ上映などの余興も用意せず、お色直しの中座もないため披露宴当日は、
・入場
・ウェルカムスピーチ
・乾杯の挨拶
・ケーキカット
・テーブルラウンド(各テーブルを回って写真撮影)
・岩塩オープン
・甥っ子と姪っ子にプレゼント
・デザートビュッフェ
・両親への手紙朗読
・両親への記念品贈呈
・両家代表謝辞
・新郎謝辞
という流れ。
余興がないため手持ち無沙汰にならないか不安でしたが、娘をあやしながらもゆっくりと過ごすことができ、この流れで良かったです。
引き出物やプチギフトについて
ゲストの方への引き出物のひとつは、ブレストンコートオリジナルの「ギフトマルシェ」というものをお願いしました。
こちらは、披露宴会場にブレストンコートオリジナルのジャムやドレッシング、軽井沢限定ビールなどを並べたマルシェのようなコーナーを作ってもらい、ひとり2つ品物を選んでもらうというもの。
そしてメインの引き出物は、荷物にならないようカードタイプのカタログギフトにしました。
また両親への記念品は、夫と私が好きなSghr(スガハラガラス)の徳利とお猪口のセット。
甥っ子・姪っ子へ渡すプレゼントはすごく迷ったのですが、ポケットサイズの「ミッケ」という本にしました!
お菓子も良いけれど、好き嫌いや家庭内での方針があるだろうし、おもちゃも持っているものとかぶったり、好みが合わなかったら申し訳ないし…とネット上で右往左往しましたが、「ミッケ」なら軽いし、もう少し大きくなってからも遊べそう!ということで、こちらに落ち着きました。
(余談ですが、ほぼ同い年の夫はミッケを知らなかったみたい。私は現在30歳なのですが、小学校のとき夢中になってミッケで遊んだ記憶があります。地域差かな?)
撮影・ヘアメイク指示書の提出
必ず提出しなくてはならないものではありませんが、撮影指示書やヘアメイクの指示書を提出しておくと良いとSNSで見かけたので、式の2・3週間まえに提出しました。
指示書といっても、それぞれ好きな(理想の)イメージと好きではない(理想ではない)イメージをSNSで集めてパワポで一覧にしたもの。
撮影内容にはあまりこだわりはなかったので、こんな写真素敵だな〜と思ったものを気軽に集めただけの指示書だったのですが、当日はカメラマンさんがしっかりと指示書を見ながらその写真通りのものを撮影してくださいました!
ヘアメイクも指示書に沿って相談しながら希望通りに仕上げてくださったので、準備して良かったです。式当日はバタバタしますので、こちらの要望が事前にスタッフの方に伝わっているとスムーズだったと思います。
撮影は、挙式のみ、挙式+パーティ前半、挙式+パーティ最後から選ぶことができて、私たちは、挙式+パーティ前半部分の撮影をお願いしました。
事前準備まとめ
長文でだらだらとまとまりなく書いてしまいましたが、実際に結婚式準備をはじめてみると案外あっという間に終わりました!
始める前は、結婚式の準備って大変そう、はじめての子育て中で疲れも溜まっているし、結婚式のことをちゃんと考えられるかなと不安だったのですが、プランナーさんの強力なサポートがあってすんなりと進みました。
次の記事「【結婚式レポート後編】挙式当日の様子と小話など」では、当日の様子について実際の写真をたくさん交えながらご紹介したいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。