紅茶と食器とお菓子以外で好きなものといえば、生き物!
いつか家で魚を育てたいなあと思いつつ、現在は育児もあるのでそこまで手が回らず…。
かといって家の中に人間だけではちょっと寂しいので、観葉植物を育てています!
思い返せば実家の自分の部屋でも、ひとり暮らしをした要町の家でも、結婚後に引っ越した家でも、ブダペストに住んでいたときにも何かしらの植物を家で育て続けてきました。
今家にある観葉植物たちをじっくりと育てて、私がおばあちゃんになるまで一緒に暮らすつもりでいます。できれば大きく成長させたい。
家にいる植物は、
・ベンガレンシス(フィカス・ベンガレンシス)
・ウンベラータ (フィカス・ウンベラータ)
の2種類。
今回の記事では、ベンガレンシスとウンベラータの成長記録をご紹介します。
フィカス・ベンガレンシス
まずは、ちょうど良い大きさの葉っぱと幹の落ち着いた色合いがおしゃれで、人気がある「フィカス・ベンガレンシス」について。
フィカス・ベンガレンシスとはどんな植物?
まず「フィカス」とは、植物の属名のこと。フィカス属には800種類もの品種の植物があります。
フィカスには、ゴムの原材料になっている植物が含まれているため、「ゴムの木」と呼ばれることも。
ベンガレンシスも、枝を切ると表面から白色の粘りがある樹液が出てきますし、枝に弾性があるため、ワイヤーなどを使って比較的簡単に樹形を曲げることができます!
そんなフィカス属の植物のうち、とくにベンガレンシスとウンベラータは日本の室内でも育てやすく、インテリアにも馴染むのでとっても人気がある品種。
ベンガレンシスの原産は、インド・ベンガル地方で、現地の気候だと高さ30mになることもある木なんだそう!
インテリアショップでも、かなり大型のベンガレンシスを見かけることがありますよね。
そんな、フィカス・ベンガレンシスの花言葉は、「永久の幸せ」。生命力の強いゴムの木の性質に由来し「永久」という言葉が使われているみたい。
あれ?ベンガレンシスに花なんて咲くのかなと調べてみると、室内で育てられるくらいの大きさのベンガレンシスは、通常花をつけることはありません。
状態が悪く、子孫を残さないと!と植物が判断したときのみ花をつけるため、良い状態で育てているときには、花はつかないのです。
またベンガレンシスの花は、隠頭花序といって、一般的な花の見た目とはちょっと異なります。どちらかというと実のような見た目の花をつけるんですって!
ベンガレンシスとの出会い
今住んでいる場所に少し落ち着いて、何か家にシンボリックな大きな観葉植物を置きたいと探していたところ、知った植物がフィカス・ベンガレンシスでした!
SNSなどに出てくるおしゃれな部屋って、大きな観葉植物があるんですよね…。
ただ大きい植物は、それだけ育つまでに時間がかかっているので、お値段がそれなりにします…。
ベンガレンシスの場合、Amazonでチェックしてみると、8号鉢 (高さ1〜1.5m前後)のもので、1万円くらい。10号鉢(高さ1.5〜2m前後)になると、2万円から3万円くらいするようです…。
(※幹の曲がり方や状態などで値段は異なります!)
観葉植物にかける値段としては、高すぎるなあと思って諦めていたところ、近所のホームセンターで、4000円ほどでそこそこの大きさのベンガレンシスを発見!!
上側をバッチリと切られていて、樹形が太いわりに短くて伸びやかではないので、ベンガレンシスっぽくないですよね。
ベンガレンシスは、挿し木で増えていくので、挿し木用に切られてしまったのかなあ。ちょぴっと変な形だけど、ちょっとずつ家で大きく育てていこう!と迎えました。
フィカスベンガレンシスの成長記録
繰り返しになりますが、ホームセンターから買ってきたばかりの頃はこんな感じ。
後から買ってきたウンベラータと比べると、背が小さいです。
秋ごろに買ったときから、葉芽(葉っぱのつぼみ)はあるものの、全く新しい葉っぱが開いてこず…。
まあ寒い時期はあまり育たない植物なので、大丈夫!と思いながら定期的にお水をあげて育てました。
ところが4月の暖かい気候になっても、全然新しい葉っぱは開きませんでした…。
大丈夫かなと心配になりはじめていた。5月上旬頃に、土に虫がいることも発覚したので、鉢替えをしました。
そこからしばらく変化がなかったのですが、本当に暑くなった7月ごろ、急に葉芽が次々に開きはじめました!
新しい葉芽もでき、どんどんと横に大きくなっていったんです。
この辺の写真があまりないのですが、うちのベンガレンシスは、太い幹の先端をバッサリと切られてしまっていたため、茎が伸びていっても、横方向にしか伸びていかないんですよね…。
絵にするとこんな状態。背の高いベンガレンシスを飾りたいのに、このままでは、横方向にばかり大きい幅の広いベンガレンシスができてしまう…。
いっそ横枝を切って挿し木にし、一から大きな木を育てた方が良いのかなあと悩みました。
ただせっかくここまでの大きさに育っているので、それを生かしたい!そこで、横枝を思いっきり上の方に曲げて樹高を高くできないかとチャレンジしてみました。
よく伸びていた頂上付近の横の枝を、グンと曲げて、紐で固定。
まだ細い枝だったので、簡単に曲げることができました。
結果、樹高が一気に倍くらいになりました…!
曲げた横枝は、時間をかけて少しずつ太くなっていき、7ヶ月ごろ経った頃に紐をはずしても問題なく自立するようになっています。
今では1mを超えるくらいまで大きくなっています。
この記事を書いている6月現在では、まだ夏の成長が始まっていないのですが、今年どれだけ成長するのか楽しみです。
根がかなりはみ出しているので、植え替えもしないといけないわ…。
ちなみに鉢は、アートストーンシリーズのもののMサイズ。
植え替えをしたときの土はこちらを選びました。
室内で育てるものなので、あまり虫が気にならないようなものを買っています。
植え替えをしてからもベンガレンシスは元気に育っていますし、土から虫も出てきていないので、こちらを買って良かったなあと思っています。
2023年8月追記!ベンガレンシスの成長記録
ベンガレンシスと過ごす2回目の夏。今年の春は、バタバタしていて、結局植え替えができず…。
枯れてはいないものの成長が止まっているように見え、夏の成長時期でも葉っぱは増えないかなあと諦めていましたが、8月に入ってから少しだけ新しい葉っぱが出てきました!
来年の春は絶対に植え替えをしなくては!
フィカス・ウンベラータ
お次は、ウンベラータ 。
フィカス・ウンベラータとはどんな植物?
次にご紹介するウンベラータも「フィカス属」の植物。ゴムの木のひとつです。
名前の由来は、ラテン語の日傘「umbella」からきているそう。
確かにウンベラータの葉っぱは大きなハート型で、小さな動物の傘になりそうです。
ウンベラータもインテリアショップや建物内で非常によく見かける観葉植物のひとつ。
耐寒性と耐陰性の両方を持っており、日本の室内でも育てやすいそうです。
ウンベラータの花言葉は、「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」。ゴムの木の中でも、ウンベラータは成長が早く、「すこやか」という花言葉が付けられているんだそう。
ウンベラータの原産地は、アフリカ西部。現地の気候では、高さ10mもの大きな木に成長します。
日本の室内でも育てられるとはいえ、明るく暖かい気候を好む植物ですので、直射日光が当たらずに明るい場所で育てたい植物です。
ウンベラータとの出会い
ウンベラータとの出会いは、立ち寄ったお花屋さんで見かけた1000円セール!
写真の左側のほうに、葉っぱが少ない状態で売られていました。
ウンベラータもSNSなどでよく見かけ、かわいいと思っていたけれど、6号鉢(高さ約60cm)程度で、5000円ほどする植物…。
葉が少なくて、元気なさそうな印象もあるけれど、この大きさのウンベラータが1000円でゲットできるならお買い得なのでは!と思い、お家に迎えました。
ゴムの木らしく幹がグルンと曲がっているところも可愛いよね。
ウンベラータの成長記録
最初は、葉の付きが悪かったウンベラータですが、窓際の明るいところに置いておいたら、ぐんぐんと葉っぱを広げ、急成長!
「すこやか」という花言葉通り、すごいはやさで成長してくれました。
買ってすぐに、ベンガレンシスと合わせてこちらも植え替えをしています。
成長が早いということはわかっていたけれども、かなりすごいスピードで大きくなってびっくりしました。
その後も定期的な水やりを欠かさずにしていましたが、葉水をサボっていたら、白い小さな虫がついてしまい、葉の色が悪くなってしまいました。
小さな虫を取り除いたり、葉水をしたりとケアしたのですが、なかなかよくならなかったので、一度葉をすべて取り除いてしまいました。
夫からは、え!!大丈夫なの?と言われましたが、Webで調べるとウンベラータはかなり生命力が強い植物なので、葉を全部落としてしまっても、また新たに葉を付けられるとのこと。
情報通り、少し待っていたら、どんどんと新しくて元気な葉っぱが出てきました。
心配していた虫もいなくなりました。
買ってから一年ちょっと経った今は、100cmを超えるくらいまで大きく成長しています。
ウンベラータは、ベンガレンシスよりもより耐寒性があるのでしょうか?冬場でも成長が全く止まるということはなく、少しずつ大きくなってくれました。
葉っぱも元気そうで、またこの夏に大きく成長してくれるのを楽しみにしています。
ウンベラータもアースストーンにかえました。
【番外編】アボカドとポトス
大きな観葉植物ではないですが、アボカドとポトスも育てています。
アボカド
アボカドは、買ってきたわけではなく、種から自宅で育てています!
スーパーで売っているアボカドを調理する際に出た種を水耕栽培で育て、土に植え替えました。
妊娠しているときから育てており、子どもとほぼ同い年なので、できるだけ長く育てていきたいなあと思っています。
こちらもそろそろ植え替えないとかな。幹があまり太くならずに少し成長が止まっているように思うので、対策していきたいと思います。
以前別の場所に住んでいたときにもアボカドを育てており、その時の成長過程も記事にしています。
ポトス
あとは、完全水耕栽培でポトスも育てています。
…ポトスってすごい生命力が強いと聞いていたので、どんどん水耕栽培で増やそう〜と思っていたけれど、全然増えません…。
なんでだろうと思いつつ、もう半年もこのサイズのままな気がします…。
もっと増やしてふんわりとさせたいんだけど…。これからの暖かい時期に成長してくれますように。
まとめ
以上、我が家で育てているベンガレンシスとウンベラータについてご紹介しました。
この二つはとても育てやすいようで、私でも一年以上は枯らさずに育てることができています。
このままズンズンと180cmくらいまで大きくできたら良いな…。
また一年後に成長記録を書こうと思っています。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。