こんにちは。ハンガリーの首都・ブダペストに住んでいる主婦です。
このサイトをご覧くださり、ありがとうございます!
こちらの生活で楽しみにしていることのひとつが、アンティークショップに行ってお手頃な値段でかわいい食器を買うことです。
日本でアンティークショップというと、高級で敷居が高いというイメージがあるかもしれませんが、ブダペストでは街中にたくさんのショップがあり、数百円程度のお手頃な値段で時代を感じる食器を買うことができるんです。
よく行っている食器屋さんについては、下記の記事でも紹介していますので、よろしければ読んでみてください。
さてさて今回の記事では、自分の備忘録も兼ねて、購入した食器とそのブランドについて細々と紹介していきたいと思います。
フランス・サルグミンヌ陶器の平皿
まずは、ぐるっとお皿のふちにお花やバスケットが描かれた平皿。
お皿の裏側には、「CORBEILLE SARREGUEMINES」 made in Franceと書かれています。
SARREGUEMINES(サルグミーヌ)とはフランスにあるドイツ国境に面した街の名前で、CORBEILLE(コルベイユ)はこのお皿に描かれているバスケットを意味しています。
少し調べてみると、この街で1700年代後半から作られた「サルグミンヌ陶器」は、上流階級の人々だけではなく、一般の人からも愛された陶器だったよう。
現在「サルグミンヌ陶器」は廃業しており、現行品を手に入れることはできません。フランスからどうやってこのお皿がハンガリーのアンティークショップに来たのか、どのような人々に使われてきたのかを考えると、なんともわくわくします。
夫は、このプレート皿が一番好きなようです。
ベルギー・BOCH(ボッホ)の平皿
私が気に入っているのは、お皿の縁取りが花のようになったこちらの平皿。
ベルギーの陶磁器ブランドBOCH(ボッホ)というブランドの食器です。
お店の店員さんによると、こちらのお皿はだいたい1930年~50年頃に作られたもののよう。
メイン料理を並べるのにちょうどいい大きさで、装飾も華美すぎないので、使い勝手がいいです。
ドイツ・C.T.(Carl Tielsch)のデザート皿
次にご紹介するのは、かわいらしいスミレの花が特徴のデザート皿。
本当は2枚だけ買いたかったのですが、セット売りしかできないといわれ、8枚くらいを購入してしまいました…。
お皿の裏側には、C.Tの文字。これはドイツのカールティールシュ(Carl Tielsch)という磁器ブランドの意味です。
1900年代の前半くらいに作られたお皿のようです。
お菓子やケーキをちょっこっと置くのにぴったりなサイズ感で、とても気に入っています。
オランダ・ソシエテ陶器のお皿
こちらは、少し下手?な感じで書かれたラインとお花がなんともいえない雰囲気を作り出しているお皿。
多く作るために模様を単純化したのかな、なんて思っています…笑
でも食材をのせてみると、意外にかわいんですよね。サイズ感もちょうど良くて、よく使っています。
お皿の裏側にあるサインによると、オランダのソシエテ陶器というところが作ったもののよう。
ドイツ・Krautheim & Adelbergのスープボウル
スープを飲む用の食器がなかったので、スープボウルも購入しました。
シンプルな白一色のもので、取手がおもしろいデザインです。
裏面の印をみてみると、ドイツの陶磁器メーカー Krautheim & Adelbergのものであることがわかります。1977年に廃業しているメーカーのようで、少なくともそれ以前に作られた食器です。
ドイツ・Edelstein Bavariaのティーカップセット
紅茶を飲むことが趣味のため、アンティークのティーカップも購入しました。
金彩が太めで少し華やかなすぎるかなと迷いましたが、描かれているお花がとても可憐だったので、こちらにしました。
ドイツ生まれのEdelstein Bavariaという陶磁器ブランドのものです。店員さんの話しによると、1930年ごろに作られた食器。
よくみると、ハプスブルク家の女帝ともいわれる「マリア・テレジア」の名前も書かれており、こちらがシリーズ名なのかなと推測しています。
以上、ハンガリー・ブダペストのアンティーク食器屋さんで見つけたお気に入りの食器をご紹介しました。値段はほとんどがひとつ数百円程度ですが、ティーカップセットだけ少しお高めでした。
アンティーク食器好きの方など、お気軽にコメントいただけると嬉しいです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。