一杯のおいしい紅茶があれば、忙しい日々のなかでも心を落ち着ける時間をつくれますよね。スーパーマーケットでお手軽に手に入れられる紅茶もおいしいですが、ときにはちょっぴり高級な紅茶で豊かなティータイムを過ごしたいもの。
世界中から愛される有名ブランドがつくる紅茶は、自分のご褒美用にはもちろん、手土産やお祝い、お世話になった方へのギフト、仕事関係のお礼など幅広い場面で喜ばれるおすすめの贈り物です。
そこで今回は、プレゼントにぴったり!世界から愛されるおすすめの紅茶ブランド13選について紹介します。
紅茶の本場イギリス生まれの紅茶ブランド
イギリスの紅茶発展の歴史を支えるトワイニング
1706年に創業したイギリスを代表する老舗の紅茶ブランド「TWININGS(トワイニング)」。世界中から愛されて続ける理由のひとつは、伝統を守るだけではなく新しい味に挑み続けていること。独自のフルーツやハーブをブレンドしているため、トワイニングでしか味わえない紅茶を楽しむことができます。
イギリス王室御用達「フォートナム&メイソン」
1707年創業の老舗紅茶ブランド「Fortnum & Mason(フォートナム・アンド・メイソン)」。その高貴な水色のパッケージが目印です。とくにおすすめなのは、ブランドを代表する「ロイヤルブレンド」。茶葉の香りが高いため、ミルクとの相性もばっちりです。
茶葉のタイプからティーバッグ、ジャムやスコーンとのギフトセットなど幅広く日本で購入することができます。
歴史にも名を残す「東インド会社」
イギリス女王の命令により1600年に設立された会社で、イギリスにはじめて紅茶を輸入したとされています。
紅茶のシャンパンとも呼ばれるインド原産のダージリンティーも、この東インド会社がインド・ダージリンに茶園を開設したことがきっかけで生産されるようになりました。
1773年、東インド会社が運ぶ茶箱が海に投げ捨てられるという「ボストン茶会事件」でも有名で、世界史の教科書にも載っています。
1876年に会社は解散したのですが、1978年に当時のトレードマークを引き継いで現在の東インド会社が発足しました。
紅茶の特長は、17世紀に飲まれていた伝統あるブレンドを再現していること。一杯の紅茶を飲んで、長い歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
イギリスの有名百貨店「ハロッズ」
ロンドン中心部・ナイツブリッジに店を構える伝統ある老舗高級百貨店「Harrods(ハロッズ)」が作りだす紅茶も世界中から愛されています。
茶葉の原産国であるスリランカやインドの茶園にはハロッズ専用の区画があり、とくに上質な茶葉を買い付けて紅茶を作っているそうです。
残念ながら日本からは撤退してしまったため、ハロッズの紅茶を入手するのは難しくなっています。
ネット購入もしくは、旅行や出張でイギリスに訪れた際にぜひお買い求めになってみてください。
オーガニックな紅茶が特長の「クリッパー」
1984年創業の紅茶とコーヒーの専門店「CLIPPER(クリッパー)」。
自然環境を尊重・保持しつつ作られたこだわりの上質な茶葉でつくる紅茶が特長です。また茶葉の原産国であるアフリカ・インド・スリランカで働く方々の福祉の向上にも力を入れていて、その商品のすべてがフェアトレード製品です。
最高級の品質と味だけではなくかわいいパッケージも魅力。ギフトにぴったりのブランドです。
ハーブティーの種類も豊富なので、カフェインが苦手な方にも素敵なギフトを贈れます。
ワイルドストロベリーの可愛さが有名な「ウェッジウッド」
英国陶工の父と呼ばれるジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に創設された陶磁器メーカーが作りだす紅茶です。
食器として人気が高い「ワイルドストロベリー」柄のパッケージで包まれた上質な紅茶が楽しめます。
華やかな香りが特徴のフランスの紅茶ブランド
フランスの老舗「マリアージュフレール」
17世紀フランス最初のお茶の貿易会社を築いたマリアージュ家の子孫が、1854年に開業した紅茶専門店「MARIAGE FRERES(マリアージュフレール)」。フランス流のお茶文化をつくりあげた有名ブランドです。
豊富な品揃えが特長で、世界約35カ国から茶葉を取り寄せており、約500種類以上のブレンドがあります。
洗練された茶器の種類も豊富ですので、茶器と茶葉をセットにしてプレゼントしても喜ばれます。
500種以上もあるブレンドのうち、傑作といわれるのが「マルコ ポーロ」。花やフルーツを組み合わせたエキゾチックな香りが特長のフレーバードティーで、マリアージュフレールでしか出会えないブレンドです。
個人的には、矢車菊を贅沢に使用した「アールグレイ フレンチブルー」もおすすすめです。
フレーバードティーが魅力な「フォション」
1886年、フランス・パリのマドレーヌ広場に開いた食料品店「FAUCHON(フォション)」がつくる紅茶。とくに有名なのは「アップルティー」。上質なセイロンティーにリンゴの香りが加わっています。
優秀なティーブレンダーが作りだす高品質な紅茶です。
またロゴが並べられたパッケージのモダンさも目を惹きます。おしゃれな方への贈り物にぴったりです。
ロシアで生まれた紅茶ブランド
フレーバーが豊富な「クスミティー」
1867年にロシア西部に位置するサンクトペテルブルクで生まれた「KUSUMI TEA(クスミティー)」。ロシアの皇帝にも愛された紅茶でした。
その後ロシア革命の混乱から逃れるためパリに拠点を移し、世界的なブランドに成長していったのです。
いまやフランスを代表する紅茶ブランドのひとつ。独創的なフレーバーが特長ですので、いつもの紅茶の味を変化させたい人にはおすすめのブランドです。
ドイツ生まれの紅茶ブランド
世界で唯一の7つ星ホテルにも使用される「ロンネフェルト」
歴史あるドイツの紅茶メーカー「Ronnnefeldt(ロンネフェルト)」。最高品質のとっておきの紅茶をつくるフランクフルト生まれのブランドです。
その高い評価から、ドバイにある世界で唯一の7つ星ホテルの紅茶に使用されています。
日本の高級ホテルでも取り扱われていますので、特別な時間を過ごしたいときにぜひ味わってみてください。
ドイツ・バイエルン王室御用達ブランド「ダルマイヤー」
ヨーロッパ屈指の高級デリカテッセン・ドイツのミュンヘンにある「Dallmayr(ダルマイヤー)」が作りだす紅茶です。
有名茶園で作られる茶葉を厳選し作りだされた、高い品質が特長。ブラックティーだけではなく、フルーツティーやハーブティーも人気です。
セイロンティー原産国のスリランカの紅茶ブランド
紅茶原産国から届く鮮度の高い紅茶が人気「ディルマ」
紅茶原産国であるスリランカだからこそできる、鮮度の高い紅茶を取り扱うスリランカ初の紅茶ブランドです。
世界100ヶ国以上で愛され、航空会社などにも多く採用されているそう。
他国産の茶葉とは一切ブレントしない純スリランカ産にこだわっていて、華やかな香りと爽やかな味わいを楽しむことができます。
また、収益の一部はスリランカの茶園地域に住む方々の暮らしの向上に使われています。
ブック型のパッケージが特長の「バシラーティー」
こちらもスリランカの紅茶ブランド「Basilurtea(バシラーティー)」。茶葉原産国である強みを生かして、鮮度の高い状態の茶葉から品質の高い紅茶を生み出しています。
紅茶の味だけではなく、こだわりのパッケージデザインもこのブランドの特長。
専属のデザイナーが演出する、個性的なパッケージデザインは、プレゼントにもぴったりです。
お気に入りの紅茶でほっと一息
世界中で愛されるおすすめの紅茶ブランドを紹介しました。
いつものティータイムをちょっと豊かな時間にするために自分用に買ったり、大切な方への贈り物を探す際などにぜひ参考にしてみてください。