こんにちは。
家族の転勤に伴って現在、ハンガリーの首都・ブダペストに住んでいる主婦です。
ブダペストに引っ越してきてびっくりしたことのひとつが、冬の寒さが厳しいこと。
今冬は例年よりも雪が降らなかったそうですが、それでも関東平野育ちの私には、ハンガリーの寒さが少しこたえました。
でもハンガリーのお家って、家の中は比較的暖かいんです。
就職したての頃、小さなアパートの一階の隅っこの部屋で一人暮らししていたときなんて、真冬は朝ベットから起きると息が白くなるくらい寒い思いをしたものですが、こちらのお家は暖房をつけなくてもぽかぽか。
その分、窓を開けたり、家から一歩外に出ると冬の厳しさが身に染みます。
ドナウ川沿いを歩いていると、乾燥した風がひゅーんと顔にあたって、耳がじんじん痛くなってくる…。耳当てや帽子なしでは乗り切れない冷たい風です。
ハンガリーの冬は天気もどんよりしているし、昼間が短くて16時半ごろには真っ暗になるし、街も寂れた雰囲気もあるし、なんかちょっと暗い街なのかな…。と思うこともありましたが、初春のブダペストがやわらかくそんな気持ちを癒してくれました。
「さくら」というと、日本の春というイメージでしたが、ここブダペストでも春を訪れるお花としてさくらが咲いていて、とても華やかな気持ちにしてくれます。
ドナウ川沿いにもところどころ咲いているのですが、この週末は「ゲッレールトの丘」というブダペストの街でもひときわ目立つ高台に登ってきました。
丘を登る道々に、咲く白・黄色・桃色のお花たち。
地面には、日本では見たことがない小さな青い花々。
澄み渡る青い空に雄大なドナウ川と赤い屋根の家々が映えて、とても美しい景色でした。
気温が低く肌寒い時期も続いていますし、コロナウイルスの感染状況も気になる昨今ですが、新しい季節をしっかりと楽しむ心の余裕を持って過ごしていきたいです。