ハンガリーのブダペストにいた頃、お土産に何かヨーロッパらしいものが欲しいなあと思い、アンティークショップで「アクインクム(Aquincum Porcelain)」と「ホロハーザ(Hollohaza)」のフィギュリン(陶磁器製の人形)を買いました…!
全然高価なものではなく、日本円で1000円しないくらいのものばかりなのですが、どれもすごくかわいいです!
日本に帰ってきてちょっと調べたら、「アクインクム(Aquincum Porcelain)」という陶磁器ブランドは日本ではほとんど知られていないようなので、ブランド紹介も兼ねて、調べたことをちょっとまとめてみたいと思います。
ちなみにハンガリー三大名陶のひとつである「ホロハーザ(Hollohaza)」は、以前日本でも展開していたことがあったのかな?あまり更新されていないようですが、日本語のサイトも見つかりましたし、結構フリマサイトなどにも出品されていますね。
最後にブダペストにあるホロハーザの店舗で買ってきた現行品の食器についても、簡単に記録しています。
ハンガリーの陶磁器ブランド「アクインクム(Aquincum Porcelain)」とは?
全然アクインクムというブランドについて知らなかった私。
訪れたアンティークショップにて、買ってきたフィギュリンに「Aquincum」と書かれたバックスタンプを発見したことで、このブランドを知りました。
ハンガリーでは、すでに廃業している陶磁器メーカーのよう。ハンガリー語で検索をしても、現行品が売られていそうなサイトはヒットしませんでした。
日本でもフリマサイトを含めて、ほとんどアクインクムの製品は出回っていません。
ただeBayなどの海外のショッピングサイトには、ヴィンテージのAquincum Porcelainのフィギュリンがいくつか販売されていますね。
どれも精巧なフィギュアというよりは、温かみのある人形が多い印象。
私が買った人形は、1960年代ごろに作られていたもののようです。
ブランドの概要や歴史について知りたいと思っているのですが、あまり情報が出てこず…。
そもそも「アクインクム(Aquincum)」とは、ローマ帝国の都市名で、現在のブダペストになった場所。
この都市名にちなんだブランド名なのだろうなあということくらいは想像がつくものの、それ以外のことはよくわかりませんでした…。
もし何か情報をお持ちの方がいらっしゃったら、教えていただけると嬉しいです!
「アクインクム(Aquincum Porcelain)」の子どもと動物のフィギュリンを
買ってきたアクインクムのフィギュリンは全部で3体。どれも子どもがモチーフになっているものです。
アンティークショップを訪れたときに妊娠していたので、子どものかわいらしい姿に惹かれてしまいました。
左側は、少年とウサギ。キャップを被った男の子が、座っているウサギに驚いたような表情をしています。男の子はエプロンをしているので、どこかでお手伝いをしている最中なのでしょうか。
男の表情も、ウサギの顔もとっても愛らしいです。
真ん中は、座っている女の子が膝にクマのぬいぐるみを乗せているもの。髪をお団子にまとめ、赤い靴を履いている女の子は、ちょっとお姉さんに見えます。
真剣にクマのぬいぐるみに何かを相談しているかのように見えます。
そして一番右側は、小さい女の子がクマの手をひいて一緒に歩いている姿の人形。右手でバランスを取りながら歩いていて、躍動感があります。
クマも首にリボンを巻いていて、おしゃれをしていますね。
ハンガリー三大名陶「ホロハーザ(Hollohaza)」とは?
ハンガリーの三大陶器ブランドは「ヘレンド」「ジョルナイ」と「ホロハーザ(Hollohaza)」!
「ホロハーザ(Hollohaza)」は、ハンガリー語で「カラスの家」という意味がある言葉。
そのため古いホロハーザのブランドロゴには、カラスの絵が描かれていたこともあります。(現行のものはもみの木のマーク。)
創業は1777年で、ハンガリーの中で最も歴史が長い陶磁器ブランドです。
ただ経営状態の悪化により、2020年ごろに所有していた国の手を離れて競売にかけられ、ブランドの経営者が変わっています。
現在は、ブランドの伝統を守りつつも、若い世代などにもより受け入れられるようなデザインの製品も展開しているとのこと。
私がブダペストで訪れた下記の店舗は、新しい経営者によって再生されたホロハーザだったようです。
現地の公式サイトはこちら。
現在展開している商品やシリーズが確認できます。
現行品のホロハーザは、ヘレンドやジョルナイの陶器よりも、普段使いしやすいデザインのものが多いです。
ハンガリーのお土産にもおすすめです。
アンティークショップでホロハーザのリスのフィギュリン
まず初めて買ったのは、アンティークショップで見かけたリスの置き物。
このリス、以前にご紹介したこちらのアンティークショップにたくさん売られていたんです。
パッと売り場を見ただけでも、8体くらいあったかしら。
それだけ当時多く作られた人気の人形だったんでしょうね。
よく見ると色合いや目の形などが全然異なっています。もしかしてアウトレットなのかな?
お店にあるリスを見比べて、これだ!と思った2匹をお土産に買ってきました。
値札に2500Ftとありますね!当時のレートだと800円ほど。
ホロハーザ(Hollohaza)で現行品の食器も買ったよ
ブダペストにある店舗で、現行のホロハーザの食器も買ってきました。
ヘレンドと比べると安い!と興奮したのと、せっかくハンガリーに住んでいたのだからお土産に!とたくさん買ってしまいましたが、今冷静に公式サイトを見てみると、まあまあなお値段するわね…。
買ったことは全く後悔していないけれど、もっとこのホロハーザの食器を頻繁に使おうと反省しました。
ドットがかわいい「PANNI」シリーズ
レトロなドット柄がかわいらしい「PANNI」シリーズ。
https://www.hollohazi.hu/classic/panni
マグカップとお皿、スパイス入れを買ってきました。
本当は赤色が欲しかったのですが、私がお店を訪れたときは売り切れで…。
緑と青色をゲット。朝ごはんやおやつタイムが似合う素敵なデザインです。
スパイス入れは、ハンガリー語で胡椒を意味する「bors」と文字が入っているかわいいデザイン。
このスパイス入れのシリーズは、他にもいろんな種類が売られていました。
ハンガリー語が書かれているので、お土産に良さそう。
日本に帰ってきてからもよく使っています。
青色が上品な「BLUEBERRY」シリーズ
あと、青と緑の模様が美しい「BLUEBERRY」シリーズの食器も一通り買ってきました。
https://www.hollohazi.hu/classic/no948-afonya
青色のお花が描かれていると思っていたけれど、シリーズ名がブルーベリーなので、もしかしてこの絵ってお花じゃなくてブルーベリーそのもの??
ずっとお花だと思い込んでいたわ…。
こちらは夫と相談して、せっかくだから二人用セットで揃えた食器があっても良いのではということで、思い切って買ってきました。
これだけ揃うと一体感があってかわいいね。
まだあまり機会はないけれど、ときどき使用して楽しんでいます。
まとめ
以上つらつらとでしたが、ハンガリーで買ってきたアクインクム(Aquincum Porcelain)とホロハーザ(Hollohaza)の人形・食器について記録しました。
アクインクムについては、ほとんどブランドの詳細がわかりませんでした…。
買った人形は1960年代ごろに作られたもののようですね。
ホロハーザは、最近経営者が変わったことで、ブランドの刷新が行われている最中のよう。
ハンガリーの陶磁器ブランドといえばヘレンドというイメージが強いかと思いますが、ホロハーザもとってもかわいいです。
ブダペストに行った際は、ぜひお店にも行ってみてください。