このサイトでご報告した通り、先日日本で子どもが産まれました…!
出産レポートはこちら。
現在は日本に本帰国していますが、妊娠の前期から中期まではハンガリーで過ごしていましたので、ハンガリーでの妊婦生活について少し思い出しながら記録に残したいと思います。
現地に滞在しているときにだらだらと書き溜めていたら文量が多くなりましたので、ハンガリーでの妊婦生活と題して、4つの記事にわけます。
(ときどき記事に挿入している写真は全然妊婦検診とは関係ないです。妊婦生活中に撮ったハンガリーでの写真です。)
※妊娠や出産に関しての記述、医師からのアドバイスなどは、あくまで私の場合のものです。すべての方に当てはまるとは限りませんので、専門家などのしかるべき人に問い合わせてくださいね。
またコロナの規制なども日々変わっているので、その点もあくまで私がハンガリーにいた時期の状況だとご理解ください。
さて、今回の記事では、その1として、妊婦検診の初回から2回目までの様子をご紹介します。
妊娠検査薬で陽性を確認
6月上旬ごろに生理の遅れに気づき、dmで購入できる妊娠検査薬を使用。
結果、陽性だったため、ブダペストのFirtsMedという英語対応してもらえる産科を予約しました。(一番最初の予約は現地の通訳の方にお願いしましたが、firstmedは英語で予約できますので、2回目以降は受付で予約しました。)
FirstMed以外にも英語で対応してもらえるプライベートの産科病院がブダペストにはいくつかあるようです。
初診までの体調の変化ときどき吐き気におそわれ、これがつわりなのかもととドキドキ。
日本でも販売されているエレビットという妊娠サプリメントを、これまたdmで購入しました。ただサプリメントが必要かどうかわからなかったので、初診で確認してから飲み始めようと思っていました。
初診の様子
待ちに待った初診。日本で良くある問診票の記入などは特になく、予約時間になったら血圧検査に呼ばれました。病院には夫にも来てもらっていたのですが、コロナ対策で検査や診察室には私一人しか入れませんでした。
血圧検査中に、看護師さんから、初診には色々と検査があるけど、まずは妊娠しているかの確認が先だから、血圧検査のみ行いますと言われる。
初めての妊娠なの?とか、妊娠検査薬で陽性だったのよね?、その後生理は来てない?など基本的なことについて、質問されつつ、血圧検査が終了。スタッフの方が優しい。
その後、内診ができる部屋に移動。女性の少し年配の先生と二人。
最初に、椅子に座って、質問を受けました。たぶん日本だったら問診票とかに書く内容を、口頭で確認しているのかな?
食べ物アレルギーはあるか?、家族で遺伝性の病気にかかっている人はいるか?、他に病気をしているか?、血液型はわかるか?、サプリメントは飲んでいる?、最後の生理はいつ?などなど。
その後、カーテンで仕切られたスペースで着替えて、内診台へ。ここら辺の流れは、日本で婦人科を何度か受診した時と、大して変わりませんでした。
内診後は、再度先生とお話し。診断としては、胎嚢は正確な位置に確認できるので妊娠はしていますが、まだ心拍を確認できるところまで赤ちゃんが育っていないとのこと。この時の赤ちゃんは、まだ5w1dくらいの状態だったようです。
心拍が確認できるまでの間に、流産してしまう可能性もあるので、また10日後くらいに来てくださいということになりました。その時に心拍が確認できたら、妊婦検診で受ける血液検査や尿検査なども開始するということです。
その後つたない英語ですが、いくつか質問してみました。
・してはいけないことはあるか?
重いものを持ち上げたり、いきんだりするのは避けるように。
・食べ物で気をつけるべきことは?
1日にコーヒーは一杯まで。チーズやハムは、マーケットで買ったものは口に入れず、スーパーでパッケージされたものをよく調理して食べるように。野菜などもよく洗って。野菜・果物以外のものはすべて調理して食べるように。
(妊婦は感染症にかかりやすいんですよね)
・スポーツはしてもいいか?
ゆったり動くスポーツはいい。
・お寿司は?
お寿司は控えたほうがいい。それに魚は水銀が蓄積している種類もあるから、避けたほうがいいよ。
・サプリメントは?
エレビットに加えて、マグネシウムを飲むように。dmで購入できるサプリ(MAGNE B6)の名前を教えてもらいました。
再度に10日後に再びくる予約を受付で入れておしまい。
ちなみに心拍が確認できたら、妊娠検診パックみたいな料金パックに入ろうと思っているのですが、それに入らないと診察料が結構高い…。
というのも、私はハンガリーの国民保険に加入しておらず、今回行ったのがプライベート病院だったからなんです。
初診だけで約28000円くらいしました…。とはいえ、夫の会社が検診にかかる費用を一部負担してくれるので、とてもありがたいです。
2回目の検診までの体調
何度かの吐き気と嘔吐を経験しました。でもつわりは軽めなようで、匂いのには全然敏感になりませんでした。
前読んでいた方のブログなどによると、ハンガリーで買える柔軟剤・食器洗剤などにはほとんど香料が入っていますし、香水をつけていらっしゃる方も多いので、その匂いがダメになる場合があるそうなんですが、私は大丈夫でした。
ただ、日本だったから簡単に手に入るような、ゼリー・寒天・ところてんなどはハンガリーではなかなか手に入りません。。もちろんコンビニもないので、ちょっとお腹すいたからおにぎり買ってきて〜とかはできません。
スーパーにはおいしいお惣菜も売ってないんです。うどん・そうめんとかも簡単には手に入らないので、さっぱりしたものがなかなか食べられなくて困りました。夫のご飯も日本だったらコンビニで済ませて〜と言えそうだけど、そういうわけにもいかず…。
つわりの症状が軽かったので大きな問題はありませんでしたが、結構重い方の場合、食事の面ではハンガリーでの妊婦生活は結構大変なのかも。
あまり大事ではないかもしれませんが、好きな紅茶とコーヒーの味がこの時期、あまり美味しく感じられなくなったのは少し悲しかったです。
2回目の検診で心拍確認
10日後に2回目の検診へ。まず毎回の血圧検査から。それから体重・身長測定をしました。体重計も身長を測る機械も、病院ではなかなか見かけないような古めの機械で少しびっくり!全然デジタルじゃない…。はかりみたいなやつ?でした。
その後は尿検査。カップを渡されて、英語の注意事項を見てから採尿するようにお手洗いに案内されます。
少し汚い話にはなりますが、尿検査があるので、検診前にお手洗いに行かないで病院に行った方が良いと思います…!私は暑かったのもあり、全然お小水が出ずに焦りました。
その後は、前回と同じ先生による診察。最初に、出血ななかった?とだけ聞かれて、とにかく赤ちゃんを見てみましょう!と、内診に移りました。
幸い赤ちゃんは無事に正常に育っていて、心拍も確認できました。先生がこれが胎嚢だよ〜とか、胎芽の大きさも結構あるよ〜とか言いながらエコー写真を撮ってくれました。リング状のものがあったのですが、質問したところ卵黄嚢という胎芽につながっている栄養袋みたいなものだそう。
エコー写真は全部印刷してくれて持って帰ることができました。
その後は、少し先生とお話し。幸い特に問題がないということで、基本的に私からの質問形式という感じです。私が気になったことは次のようなこと。先生からの回答も載せておきますが、身体の状態によってお医者さんの回答は異なると思いますので、あくまで参考までにご覧ください。
・前回飲むようにいわれたサプリメント(MAGNE B6)を見せて、これを飲んで問題ないか?、毎日飲むべきか?
飲むことをお勧めします。
・食欲が落ちてます…。
3ヶ月くらい経てば、食欲は戻ってくる。それまでは母体の栄養で育つので、無理して食べなくて良いよ。
・基礎体温が上がっているので、眠りにくい。
昼間に寝れているのなら問題ないよ。
・いつごろに性別が分かりますか?
18週くらいかなあ。
・いつ出産予定日ですか?
現状だと、〇〇日±1週間くらい。
・日本にはいつまで帰ればですか?
どんなに遅くても、○月●日までね。
・コロナのワクチンはいつから受けれますか?
12週以降。個人的には、13週・14週までは待ってから受けた方がいいと思う。
質問が終わってから血液検査。結構大量の血液を採取されます。小さな試験管4本分くらい。
私血管が細くて日本でも採血が時間がかかるのですが、とってもスムーズに採血してくださいました。また私がトンチンカンな質問をしたにもかかわらず、とっても丁寧に検査内容を教えてくださって、ありがたかったです。
…最大の問題が、この日の診察料。前にお伝えした通り、妊婦検診パックにはいればすべての診察が入って20万円弱みたいなのがあり、それに入るとお得なのですが、それに入っていないと診察料がとってもお高いんです。繰り返しになりますが、これは私が私立病院に行っているためです。
この日からパッケージに入ろうと思ったのですが、なんと担当者がいないので今日は入れないとのこと。ひとまず本日分の料金を払って、担当者と契約してパックに入った際に、パック料金の残りを払ってくださいといわれてしまいました。
この日はいろんな検査をしたので、10万円くらいしました……!早くパッケージに入らせてくれ…。心臓に悪い…。
まあひとまず、赤ちゃんにはなんの問題もなくて安心。
心拍が確認できるところまで育っていてくれて、とても嬉しい気持ちになりました。