このサイトでご報告した通り、先日日本で子どもが産まれました…!
そのときの出産レポートはこちら。
現在は日本に本帰国していますが、妊娠の前期から中期まではハンガリーで過ごしていましたので、ハンガリーでの妊婦生活について少し思い出しながら記録に残したいと思います。
現地に滞在しているときにだらだらと書き溜めていたら文量が多くなりましたので、ハンガリーでの妊婦生活と題して、4つの記事にわけてご紹介しています。
初回の妊婦検診の様子や妊娠前期の様子を綴ったその1とその2はこちら。
今回の記事では、ハンガリーでの妊婦生活のうち、妊娠20週から27週頃の様子についてご紹介します。
※妊娠や出産に関しての記述、医師からのアドバイスなどは、あくまで私の場合のものです。すべての方に当てはまるとは限りませんので、専門家などのしかるべき人に問い合わせてくださいね。
またコロナの規制なども日々変わっているので、その点もあくまで私がハンガリーにいた時期の状況だとご理解ください。
妊娠20週で妊娠糖尿病検査へ
無事に泌尿器科関係は問題がないことがわかり、一安心。次はハンガリーの妊婦に全員に実施される妊娠糖尿病検査へ。75gのブドウ糖を使った空腹時経口ブドウ糖負荷テストを行いました。
日本では、おそらく尿糖が出ている場合など、妊娠糖尿病が疑われる場合に実施されているテストと思います。
当日の流れはとっても簡単。朝ごはんを抜き、病院にいきます。まず空腹時に血液検査をして血糖量をチェック。75gのブドウ糖が入った甘いお水をぐびっと飲んで、2時間後に再度血液検査をするだけ。
お水はとっても甘いですが、我慢できないほどまずくはなかったです。待っている2時間の間もお水以外は摂取できません。病院内で待つことになるので、本などを持っていくことをおすすめします。
2時間後に再度採血を行って終了。親族に血糖値が高い人がいるので、私は妊娠糖尿病になりやすいのかなあと思っていたので心配でしたが、結果は無事にクリアでした。
血糖値は問題ありませんでしたが、このときに実施した血液検査の結果で、貧血状態になっていることを指摘されてしまいました。この時の数値は少し基準を下回るくらいだったのですが、すぐに貧血に効く鉄錠?(Sorbifer Durules)を処方されmした…。
ちなみにこのとき、先生が発行してくれたのはオンライン処方箋(e-prescription)。オンライン処方箋ってなんだ??と思っていましたが、薬局でパスポートを見せると、パスポート番号と薬局のシステムが紐づけられているらしく、すぐに処方された薬を出してくれるんです。
日本のように紙の処方箋を持っていかなくて便利だねぇと夫に話したところ、「それって全部国に管理されているってことじゃない?」と言われてびっくり。確かに、国民一人一人が普段使っている薬がひとつのシステムに集約されているデータが存在していて、誰かに見られてしまう可能性もあるのですね。
日本のように紙の処方箋がいらない、お薬手帳を持ち歩かなくても過去に飲んでいた薬がわかるという良い面ばかりに目を向けていましたが、悪い面もあるのかもしれませんね。
貧血の原因には思い当たる節がありまくりです。というのもハンガリーにきてから赤身の魚(マグロなど)やレバー類をほとんど食べられていなかったんです。マグロはそもそもなかなか手に入らないですし、レバー類はなんとなく臭みが強そうで自分で調理をする気分になれず…。大豆類もあまり売っていないですし、牡蠣やアサリ・しじみ・ひじきなども手に入りにくい…。
一体どうやって鉄分を摂取したらいいのかと悩んでいるところです。妊娠が進むとより鉄分が必要とのことで、これから何か対策をしていかなくてはと思っています。
妊娠21週の検診(geneticUS)へ
妊娠21週ごろにもふたたびgeneticUSへ。かなり詳しく胎児の状況を超音波検査でチェックしていく検査です。心臓や胴体、腕や脚などの長さをしっかりと確認して、どれも問題ないということがわかり一安心。
赤ちゃんの性別は女の子じゃないかということ。性別がわかって、生まれてからの生活がより具体的になり、楽しみが増し増しになりました。
この後は検査結果も良く、かなり体調が安定してきたため、22週ごろには隣国オーストリアにも旅行に行くことができました。
この頃は体重増加や体調面、食事面に気をつけつつ、ほとんど妊娠前と同じような生活を過ごしました。お腹はかなり大きくなってきたので、H&Mのマタニティーウェア(タニティレギンスとタイツ)を少しだけ買い揃えました。もともとゆったりとしたワンピースで過ごすことが多かったので、改めてズボンやスカートを買うことはしませんでした。
夫とともに本帰国へ
あとは、夫の会社との調整がうまく進んだため、妊娠27週頃に夫と一緒に日本に本帰国できることになりました。これには色々と理由があるのですが、どれも前向きな理由です。
出産・新生児の子育てについては、実際にハンガリーで出産されている日本人の方もいるので、帰国するか現地で出産するかは、その方やご家族次第と思います。